アイヴィ・サービス探偵日誌

全国の探偵事務所アイヴィ・サービスの探偵たちの日常をお届けします。

元警部補・佐々木成三 氏をイメージモデルに迎えて

 

「探偵」

と聞いたとき、思い浮かべる人物像はどんなだろうか。

 

マンガの某少年探偵らのことはさておき、

クラシカルな推理小説・探偵映画のファンならば、

 

身だしなみ正しく、スマートで、

いかにも頼り甲斐ありそうな知性を感じさせる、

さっそうとした長身の男性像、を想うのではなかろうか。

 

2022年も、早半分を過ぎたこの夏、

アイヴィ・サービスは、イメージモデルとして

佐々木成三(ささき・なるみ)氏をお迎えすることになった。

佐々木成三 氏

元・埼玉県警捜査第一課の警部補。

数々の重要事件において、

被疑者の捜査・逮捕・取り調べに従事したうえに、

パソコン・スマホ・防犯カメラなどのデータ解析を担当し、

サイバー犯罪にも立ち向かった人物である。

 

2017年に退職後は、一般社団法人スクールポリスの理事に就任し、

子供たちが犯罪に巻き込まれるのを防ぐための活動に従事。

同時に、セミナー講師、刑事ドラマ監修、犯罪特番コメンテーター

著作発表など、多方面で活躍している。

 

その豊富な経験値、そしてその存在感あるビジュアル。

 

こんな人物が自信にあふれる笑顔で現れたら、

お悩みを抱えている御依頼人

「任せて安心」という想いに包まれるに違いない。

 

我ら「本物」は、

そんな佐々木氏が与えてくれる好イメージを

裏切らない者で在らねばならない……。 

 

自身の姿をかえりみた探偵たちの間に

ピリリと気の引き締まる緊張感が走った、夏である。

 

佐々木成三 氏




この春、探偵の新たな拠点が札幌駅キタグチに

新年を迎えてなお続くコロナ禍の渦中ではあるが、

こんなときこそ、あえて前向きな言葉を発し、果敢な行動を起こして

心機一転を図るのが「吉」を呼び込む秘訣だと思う。

 

この春、アイヴィ・サービスは、

事務所を札幌駅の北口エリアに移すことを決めた。

すでに2月7日(月)から

ご相談者を新オフィスにお迎えできる準備が整っている。

 

キタグチは、JR、地下鉄、バスの拠点が集結した交通の要所として、

札幌というマチが機能するのに欠かせないエリアであるが、

今後さらに、新幹線の開通をはじめとして

さらなる発展が見込まれるイーストエリアにも近い場所だ。

 

悩みをかかえるご相談者にとっても、

よりいっそう、利便性が高い、

訪れやすい立地となれたのではないだろうか。

 

しかし、探偵たちにとっては、

年が変わろうと、場所が変わろうと、

むしろ変わらないことのほうが多い。

 

今年も、今後も、そのあとも、

少しでも多くの方の悩みにお応えするために

だたひたすらに誠心誠意、

調査に臨むのみだからである。

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※写真は札幌駅南口です

 

 

12月のみそぎ

娘を探してほしい、との依頼を受けた。

まだ5、6歳だったころ、もう30年ほども前に

夫婦の離婚によって引き裂かれた一人娘だ。

 

別れた当初は、年に何回かは会っていたし

手紙のやりとりもしていたが、

その後、それぞれに引っ越しを繰り返しているうち

完全に行方知れずになったのだ、と。

70歳前後と思われるその男性は、終始穏やかな声で

静かに、もの悲しげに、経緯を語った。

 

しかし、よくよく聞けば、離婚の原因はみずからの度重なる浮気。

それも、女のもとに転がり込んでいてそのまま離婚になったという。

女は異常に嫉妬深く、

娘に会うのを禁じたばかりか、手紙も禁じ、

挙句には男性に命令して「お前なんかもう邪魔だ」という

娘あての手紙を書かせ出させたというから恐ろしい。

 

男性がなぜそれに従ったのか疑問だが、真相は解らない。

そのまま時が過ぎ、今、男性は娘を探し出して

とにかくまず「謝りたい」と言う。

 

調査の結果、娘の所在は判明し、

男性からの手紙を手渡すことができた。

 

男性は、娘が連絡してくれると信じている。

〝 やっぱりあのときの手紙は嘘だったんだ、

お父さんは私を嫌ってなんかいなかったんだ!〟

と、喜んでくれるに違いない、と信じている。

 

今年もあとわずか。

誰もが1年の、いや、もしかすると人生の、

みそぎをしたくなるシーズンだ。

中には、自分勝手なみそぎもあるだろう。

降ろした心の重荷が、誰かの重荷に変わることもある。

 

娘はその場で封を開け、父親の短い手紙を読んだ。

 

そして、顔をあげないまま、

ありがとうございました

とかすれた声でつぶやきドアを閉めた。

涙を隠すためだったのかもしれない。

 

その後、娘が父親に連絡したかどうか。

 

探偵が語れるのは、ここまでである。

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この年末を、誰もが幸せに過ごせますように。     ※写真はイメージです。

 

 

より欲望に忠実な浮気            コロナ禍の探偵たち ~その2


コロナ禍だからこそ、探偵が気づくことがある。

 

最近、「浮気」の現場が変化している。

 

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※写真はイメージです。


かつてテンプレ的な浮気尾行といえば、

対象者が自宅や職場などから出てくるところに始まり、

相手とカフェなどで待ち合わせ、合流するのを確認し、

場合によっては2人が

ブランドショップをなどを覗いて歩くのを尾行(つ)け、

ちょっといい感じの飲食店に入った2人が

美味しい料理と酒をいちゃいちゃと堪能しているであろう時間を外で待機し、

出てきたあと、徒歩かタクシーで移動するのを気づかれないように追い、

ようやくホテルに入るのを確認する。

 

それがお決まりのコースだった。

 

ところが、コロナ禍からこちら、対象者とその相手は

ホテルに近い駅などで合流し、

ホテルへ向かう道筋のコンビニで飲み物や軽食を買い込み、

ホテルにそのままチェックイン…。

 

「浮気を楽しむ」というより、「ソノためだけに来ました」感むきだしの

ダイレクトな行動パターンが目立つようになった。 

先に行った1人がホテルの部屋をとっておき

そこにもう1人が合流する、ホテル直行型も多い。

 

これがコロナ禍の影響なのだとすれば、

 

収入が減って出費を抑えたいからなのか

外回りや出張や会食などがなくなって

長い時間自由になれるような

言い訳やアリバイが作れないからなのか

それとも単に、

人がお手軽な快楽を求める傾向になったのか…。

 

「浮気が手っ取り早くなっている、というか

 欲望が、よりダイレクトになっている気がする」

 

ある探偵は、苦笑まじりに、そうつぶやいた。

 

やれやれ、と肩をすくめつつ、

探偵たちは、今日も人の欲望を尾行する。

黄昏の空港待合室              コロナ禍の探偵たち ~その1

コロナ禍だからこそ、探偵が目にする光景がある。

 

あれは、コロナへの緊張感がMAXだった、あるとき。

国や自治体が

「県外へ出るな、来るな、そもそも家から出るな」的に

人々に移動制限を強いていたときのことだ。

 

週末にもかかわらず、ほぼ無人の空港待合室。

そこに独りぽつんと座り、黄昏どきにもの想う女性の姿があった。

 

彼女はつい1時間ほど前まで、繁華街のシティホテルの1室で

妻子ある男性と過ごしていた。

2人は手を繋いでホテルから出てくると、路上で立ち止まり、

体がふれ合うほどに近づいて会話をした。

やがて男はタクシーを拾うと、女性を乗せて、見送った。

 

私たちは男の妻から「浮気相手の家を突き止めてほしい」 と依頼されており、

2人がホテルに入り出てくるまでを証拠写真に収めた後に、

女性を尾行してその住居を確認する算段だった。

彼女が小旅行用のバッグを持っていたので、駅から電車で地方へ移動するくらいは覚悟していたが、まさかタクシーが空港に着こうとは…。

 

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                                  ※写真はイメージです                                   

感染拡大阻止のため県外への移動が実質禁じられていたため、

本来にぎわうはずの週末夕方の空港は、利用者がほぼゼロ。

 

あまりにがらんとしているので、女性を観察しやすい反面、かなり離れているとはいえ逆にこちらも目立つ状況。しかもこちらは何の準備もしてなかったため、旅行者にも出張ビジネスマンにも見えない服装の「不審人物」である。

今にも女性が気づいて

「怪しい奴がいる」という目をするのではと懸念したが…。

 

女性はずっと、ボウっとした表情で座ったままだ。

時折、スマホに目を向けるが、何のメールも来ない様子。

 

しばらく遠目に彼女を見守っていると、

こちらも いろいろな想いが去来し始める。

 

移動を制限されている、感染の危険がある、こんな時期でも、

わざわざ飛行機で来るほど男に会いたかったのか。

どんなに情熱的な時間を過ごしたとしても、不倫は不倫。

独りになった今、空しさに包まれてしまったのだろうか。

 

無人の空港待合室、不倫中の女性が独り、もの想う黄昏。

同じ空間に居合わせる探偵も、独り、もの想う。

 

そんなコロナ禍のワンシーンである。

ペット調査

女性探偵 E です。

 

8月上旬、横浜市内の自宅から飛び出し、自宅に戻れなくなってしまったトイプードルのグレちゃん。

 

絶対に私が見つけてあげるからねっ!と一生懸命に探しましたが、調査実施期間中に見つけてあげることは叶いませんでした😢

 

飼い主であるご家族の方々も一生懸命に探されていて、私も他人事ではなく、とても心配です。

 

ところが・・、数日後、探索エリア内の情報提供者からグレちゃん発見の一報が寄せれ、な、なんと!・・なんと!グレちゃん無事に保護されたんです!!

本当に、本当~に良かったです!!

 

グレちゃんが失踪していた間、飼い主さんたちは本当に君のことを心配していたんだよ。

グレちゃんが無事に戻り、飼い主さんご夫婦の安心なされた笑顔が拝見できて、私も肩の力が抜けました。

 

飼い主さんご夫婦、本当に良かったですね。

 

私も、飼い主さん家族の温かみに触れられた気がして、この仕事をして良かったと感じられました。

 

 

 

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探索はありとあらゆる所です。

 

 

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地域の方々から情報を募るためポスティングも大事。

 

 

 その後・・・、ポスティングしたとあるお宅からグレちゃん発見との情報が寄せられ、飼い主さんたちによって無事に保護されました!

 

 

 

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グレちゃん発見の情報提供者さんにお礼の御挨拶✊

情報提供者さん、暑い中、御協力ありがとうございました!

 

 

 

 

そして・・、帰宅したグレちゃんと飼い主さんご夫婦に御挨拶するため、飼い主さん宅を訪問。

そして、大きな怪我もなく無事に帰宅することができたグレちゃんとご対面です!

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自宅のソファーの“へり”が、グレちゃんお気に入りの場所らしいです。

やっぱり家って安心するよね(^_-)-☆

 

 

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飼い主さんに抱かれ安心した顔でお別れを言いに来てくれました!

 

 

飼い主さんご夫婦、そしてご家族の皆様、グレちゃんが戻って心から安心なされたと思います。

私たち探偵もご夫婦の家族に対する深い愛情、忘れません。

本当に、本当に、グレちゃんが戻ることが出来て良かったです。

 

そして、SNSなどでリツイートしてくださった方々、チラシを見て各方面でご尽力くださった方々、皆様方のご協力に感謝いたします。

ありがとうございました。

 

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その夜は、捜索に関わった調査員たちとお疲れさん会。

グレちゃんと家族の再会をささやかながらお祝いさせていただきました。

 

 

 

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今日は何の日?

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昨日のことですが、8/23は戊辰戦争会津戦争)で明治新政府軍と会津藩などの旧幕府軍が戦った会津戦争において、白虎隊が自刃した日だとエレベーターの案内板が教えてくれました。


私、なんせタイミング良く会津若松に行く機会があり、白虎隊の自刃の地を訪れてきたばかり。

東北エリア(全部じゃないと思うけど)では、小学校の多くは修学旅行で会津若松へ行き、白虎隊を学ぶのがセオリーだとか。

 

 

 

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飯盛山の長い階段を登りきると白虎隊士のお墓があります。

白虎隊が自刃した場所は飯盛山会津若松市街地の北東に位置していて城下町が一望できます。

その当時、戦火に包まれた城下町を見た白虎隊士たちは、自分たちの砦である鶴ヶ城会津若松城)が落城したと誤認し、敵に捕まり生き恥をさらすくらいならと自刃していったそうです。
誰もが一度は触れたことのある有名な話。

 

 

 

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お墓から少し離れたところが自刃の場所

 

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自刃の地には慰霊碑が建てられています。
隊士たちは15歳~17歳の年齢・・・現代の子供たちでは考えられないことが幕末に繰り広げられていたのです。

第二次世界大戦では10代20代の若者が神風特攻隊で亡くなられていますが、その70数年も前から、まだ成人していない若者たちが相当な覚悟を持って生きていた・・・、と思うと感慨深いです。

 

 

 

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自刃の場所から下山してくると、中が二重の螺旋通路になっている“さざえ堂”に辿り着きました。
駐車場の螺旋スロープと同じ構造で、不思議な感じが味わえました。
昔からの建築技術って凄いですね。

 

 

 

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白虎隊が他の戦域から鶴ヶ城の情勢を確認するため飯盛山に向かう際、この洞穴を潜ったそうです。

水量がけっこうあることにビックリ(゚Д゚;)

 

 

約150年前に起きた同じ国に住む者同士の争い・・・会津藩旧幕府軍側でしたが、新選組同様、戦わなくてはならない大義名分があったんだと・・。

そんな歴史があって今に至っているんだなと感じることができた探偵でした。

 

 

 

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