アイヴィ・サービス探偵日誌

全国の探偵事務所アイヴィ・サービスの探偵たちの日常をお届けします。

探偵とアリッサム

張りつめた時間が続く尾行や張り込みを終え、

静かに気持ちがほぐれていく中で、

急に

季節のうつろいや街並みの変化に気づくことがある。

 

先日、寒風にかじかむ手をこすり合わせながら

なにげに立ち止まったとき、

街路樹のそばの花壇に、

見知らぬ白い花が咲いているのを見つけた。

 

 

初冬といえる気温の、この季節に  花が?

 

 

思わず画像検索すると、

アリッサムという花だと判った。

 

 

頭上のあざやかな紅葉に目を奪われるこの時期には

地味ともいえる白を密集させて、

精一杯に咲く、足元のアリッサム

 

そこに在ることを、誰も気づかないかもしれない。

しかし一度気づけば、

そのけなげで可憐な姿に癒される。

 

気づかれずにひっそりと在り、

誰かの役に立っているかもしれないことを

内心の矜持として咲いて(活きて)いる

 

という意味では

 

探偵もまた、

この花のようであるかもしれない。

 

 

〝実話ブログ〟の中に見つけた「探偵」

先日、友人から〝実話ブログ〟について質問された。

「探偵」に関するエピソードを読んだので、

本当にそういうものなのか教えてくれという。

 

その内容は、女性が、結婚の約束をしている男に対し

何か直観的な不審感を覚えて、探偵を雇うことから始まる。

 

探偵は素性を伏せての知人男性と親しくなり、

彼との飲み話を重ねる中で

が実はひどいDV男であり、

過去に複数の女性を入院させていることを知る。

 

「今の婚約者()だって、いつ被害に遭うか…」

と案ずるその知人の人柄を信じ、探偵は

〝自分が探偵であることと、調査の内容を打ち明けて〟

知人の全面協力を得ることに。

過去の女性たちからの証拠や証言をどっさり集めることができ、

女性に報告。

婚約は破棄され、を救うことができて良かった・・・

 

という内容だったそうだ。

 

その〝実話ブログ〟はたぶん、

探偵業を知らない人物がイメージと想像で書いた、

昨今ちまたにあふれているタイプの

〝実話風 創作ブログ〟だったのだろうと推測される。

 

まず、探偵が自ら探偵であることを明かすのは、

張り込み中に警察に職質された際など

やむをえない局面以外、ほとんどない。

ましてや、御依頼人の事情をバラすことは、

(しかも調査対象に近い相手に)

ありえない。

 私は探偵だがナニナニの調査に協力してくれたまえ

なんてのは、ドラマやマンガの世界だけだ。

 

「探偵」を、御依頼人をDVの魔の手から救った

ヒーロー的に描いてくれるのはありがたいが、

簡単に素性や依頼内容をバラすものなんだ、と

思われてしまったら心外である。

 

本物の探偵は、

たくさんの秘密と情報を抱え込みながらも、

セリフの多い表舞台にはいない。

 

 

 

 

 

佐々木成三アンバサダーの笑顔をのせて、看板がリニューアル

我らが探偵事務所のイメージを具現するアンバサダーとして

佐々木 成三 氏(元埼玉県警捜査第一課・警部補)を

お迎えしたのを機会に、

一部広告看板がリニューアルデビューすることになった。

 

1つ目は、札幌市営地下鉄 東西線「西11丁目駅」

3番出口に登場した電飾看板だ。

南大通ビル地下電照広告:札幌市営地下鉄東西線 西11丁目駅 3番出口・階段踊り場壁面
2022年7月28日(木)設置

 

2つ目は、つい先日、石狩市の閑静な住宅地の一角に登場した屋外看板で、

通行人の視線を集めやすい高さに合わせ、設置している。

屋外広告壁面看板:北海道石狩市花川2条4丁目5-1 
  2022年8月11日(祝)設置

 

いずれも、きりりとしたアイヴィ・ブルーとかろやかなスカイブルーが基調。

そこに佐々木アンバサダーの凛々しくもさわやかな笑顔が加わったことで、

好感度の高い、信頼感あふれる看板に仕上がったと思う。

 

これら看板が悩みを抱える誰かの目にとまり、

救いへの道へと続く入り口になれば・・・と願いつつ

今日も探偵は

誰かの悩みに応えるべく駆けまわるのである。

 

 

元警部補・佐々木成三 氏をイメージモデルに迎えて

 

「探偵」

と聞いたとき、思い浮かべる人物像はどんなだろうか。

 

マンガの某少年探偵らのことはさておき、

クラシカルな推理小説・探偵映画のファンならば、

 

身だしなみ正しく、スマートで、

いかにも頼り甲斐ありそうな知性を感じさせる、

さっそうとした長身の男性像、を想うのではなかろうか。

 

2022年も、早半分を過ぎたこの夏、

アイヴィ・サービスは、イメージモデルとして

佐々木成三(ささき・なるみ)氏をお迎えすることになった。

佐々木成三 氏

元・埼玉県警捜査第一課の警部補。

数々の重要事件において、

被疑者の捜査・逮捕・取り調べに従事したうえに、

パソコン・スマホ・防犯カメラなどのデータ解析を担当し、

サイバー犯罪にも立ち向かった人物である。

 

2017年に退職後は、一般社団法人スクールポリスの理事に就任し、

子供たちが犯罪に巻き込まれるのを防ぐための活動に従事。

同時に、セミナー講師、刑事ドラマ監修、犯罪特番コメンテーター

著作発表など、多方面で活躍している。

 

その豊富な経験値、そしてその存在感あるビジュアル。

 

こんな人物が自信にあふれる笑顔で現れたら、

お悩みを抱えている御依頼人

「任せて安心」という想いに包まれるに違いない。

 

我ら「本物」は、

そんな佐々木氏が与えてくれる好イメージを

裏切らない者で在らねばならない……。 

 

自身の姿をかえりみた探偵たちの間に

ピリリと気の引き締まる緊張感が走った、夏である。

 

佐々木成三 氏




この春、探偵の新たな拠点が札幌駅キタグチに

新年を迎えてなお続くコロナ禍の渦中ではあるが、

こんなときこそ、あえて前向きな言葉を発し、果敢な行動を起こして

心機一転を図るのが「吉」を呼び込む秘訣だと思う。

 

この春、アイヴィ・サービスは、

事務所を札幌駅の北口エリアに移すことを決めた。

すでに2月7日(月)から

ご相談者を新オフィスにお迎えできる準備が整っている。

 

キタグチは、JR、地下鉄、バスの拠点が集結した交通の要所として、

札幌というマチが機能するのに欠かせないエリアであるが、

今後さらに、新幹線の開通をはじめとして

さらなる発展が見込まれるイーストエリアにも近い場所だ。

 

悩みをかかえるご相談者にとっても、

よりいっそう、利便性が高い、

訪れやすい立地となれたのではないだろうか。

 

しかし、探偵たちにとっては、

年が変わろうと、場所が変わろうと、

むしろ変わらないことのほうが多い。

 

今年も、今後も、そのあとも、

少しでも多くの方の悩みにお応えするために

だたひたすらに誠心誠意、

調査に臨むのみだからである。

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※写真は札幌駅南口です

 

 

12月のみそぎ

娘を探してほしい、との依頼を受けた。

まだ5、6歳だったころ、もう30年ほども前に

夫婦の離婚によって引き裂かれた一人娘だ。

 

別れた当初は、年に何回かは会っていたし

手紙のやりとりもしていたが、

その後、それぞれに引っ越しを繰り返しているうち

完全に行方知れずになったのだ、と。

70歳前後と思われるその男性は、終始穏やかな声で

静かに、もの悲しげに、経緯を語った。

 

しかし、よくよく聞けば、離婚の原因はみずからの度重なる浮気。

それも、女のもとに転がり込んでいてそのまま離婚になったという。

女は異常に嫉妬深く、

娘に会うのを禁じたばかりか、手紙も禁じ、

挙句には男性に命令して「お前なんかもう邪魔だ」という

娘あての手紙を書かせ出させたというから恐ろしい。

 

男性がなぜそれに従ったのか疑問だが、真相は解らない。

そのまま時が過ぎ、今、男性は娘を探し出して

とにかくまず「謝りたい」と言う。

 

調査の結果、娘の所在は判明し、

男性からの手紙を手渡すことができた。

 

男性は、娘が連絡してくれると信じている。

〝 やっぱりあのときの手紙は嘘だったんだ、

お父さんは私を嫌ってなんかいなかったんだ!〟

と、喜んでくれるに違いない、と信じている。

 

今年もあとわずか。

誰もが1年の、いや、もしかすると人生の、

みそぎをしたくなるシーズンだ。

中には、自分勝手なみそぎもあるだろう。

降ろした心の重荷が、誰かの重荷に変わることもある。

 

娘はその場で封を開け、父親の短い手紙を読んだ。

 

そして、顔をあげないまま、

ありがとうございました

とかすれた声でつぶやきドアを閉めた。

涙を隠すためだったのかもしれない。

 

その後、娘が父親に連絡したかどうか。

 

探偵が語れるのは、ここまでである。

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この年末を、誰もが幸せに過ごせますように。     ※写真はイメージです。

 

 

より欲望に忠実な浮気            コロナ禍の探偵たち ~その2


コロナ禍だからこそ、探偵が気づくことがある。

 

最近、「浮気」の現場が変化している。

 

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※写真はイメージです。


かつてテンプレ的な浮気尾行といえば、

対象者が自宅や職場などから出てくるところに始まり、

相手とカフェなどで待ち合わせ、合流するのを確認し、

場合によっては2人が

ブランドショップをなどを覗いて歩くのを尾行(つ)け、

ちょっといい感じの飲食店に入った2人が

美味しい料理と酒をいちゃいちゃと堪能しているであろう時間を外で待機し、

出てきたあと、徒歩かタクシーで移動するのを気づかれないように追い、

ようやくホテルに入るのを確認する。

 

それがお決まりのコースだった。

 

ところが、コロナ禍からこちら、対象者とその相手は

ホテルに近い駅などで合流し、

ホテルへ向かう道筋のコンビニで飲み物や軽食を買い込み、

ホテルにそのままチェックイン…。

 

「浮気を楽しむ」というより、「ソノためだけに来ました」感むきだしの

ダイレクトな行動パターンが目立つようになった。 

先に行った1人がホテルの部屋をとっておき

そこにもう1人が合流する、ホテル直行型も多い。

 

これがコロナ禍の影響なのだとすれば、

 

収入が減って出費を抑えたいからなのか

外回りや出張や会食などがなくなって

長い時間自由になれるような

言い訳やアリバイが作れないからなのか

それとも単に、

人がお手軽な快楽を求める傾向になったのか…。

 

「浮気が手っ取り早くなっている、というか

 欲望が、よりダイレクトになっている気がする」

 

ある探偵は、苦笑まじりに、そうつぶやいた。

 

やれやれ、と肩をすくめつつ、

探偵たちは、今日も人の欲望を尾行する。